バイクに乗っていて鍵を失くした

今はまったくバイクには乗っていないんですが、バイクには良くない思い出しかありません。
良くない事しか起こらなかったので、バイクに乗らなくなったというのもあります。
その一つがバイクに乗っていて鍵を失くしたことです。
まだバイクの免許を取りたての頃で、真新しいバイクに乗ってかなり安全運転をしていました。
会社での昼休みのこと、ちょっと市役所に用事があったのでバイクに乗って出かけました。
用事を済ませて会社に戻ったところ、制服のスカートのポケットに入れてあった鍵も社員証も失くなっていたんです。
家の鍵は家族が合鍵を持っているので良いんですが、社員証は不正使用されると困ります。
他にも住所が特定されると、鍵もあるから危ないだろうということで警察に行かなきゃということになりました。
ところがその失くした鍵も社員証が入ったカードケースも、私の後ろをバイクで走っていた掃除のおばさんがひらってくれていたんです。
私があんまりノロノロ走っていたので、このまま会社まで行くんだろうかとずっと後ろを走っていたそうなんです。
それで鍵と社員証の入ったカードケースを落とすところも見ていたようで、本当にのんびりしているとひらってくれていたようです。
いつもかっ飛ばしているおばさんなので、ひろったなら追い越して教えてくれれば良かったのにと思います。
警察に行かないとと青くなっているところにやっと来てくれるなんて、ちょっと人が悪いんじゃないかと思いました。
それでもちゃんとひらってくれていたんですから、掃除のおばさんには感謝しなければなりませんね。
その後、バイクで通勤していて空き缶に乗り上げてひっくり返り、そのまま救急車で運ばれてからバイクには乗っていません。
あのままバイクに乗っていたら、また鍵や大事なものを失くしていたかもしれませんから、それはそれで良かったのかもしれません。
もっともうっかり者の私なので、また別な時に鍵を失くしてしまったということはありました。
こののんびりした性格はバイクでこけたぐらいでは治らないようです。